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「身につけたキャリア理論やカウンセリング技法を、どう社会にアウトプットしていくか」

ラジオ制作、テレビ番組のレポーター、MC等として活躍後、2007年にCDAの資格を取得し、それまで培ってきた「聴く、伝える」技術を生かしたキャリアカウンセラーとして活躍。現在は、キャリアコンサルタントとして、企業内のコンサルティングや研修講師をメインに行いながら、キャリアヴォイスの屋号のもと、キャリアと声を融合させる活動等も行っている。

https://careervoice.jp/

受講のきっかけは、「まなびほぐし」のキーワード

地元の大分でCDAの資格を取り、3年ほど活動していたころに夫の関東への異動が決まったんです。「もっと学びたい」という欲求が高まっていたこともあって、「これはチャンスだ!」と。2011年に関東へきて、そこから3年間くらい、キャリア理論はもちろん、アセスメントやカウンセリング技法など、もうありとあらゆる講座に行き、資格も取得しました。それこそ、高級車一台が買えるくらいの費用をかけて(笑)。

すごく楽しかったんですが、詰め込むだけ詰め込んだ理論や技法で、頭がパンパン、ガッチガチになってしまったんです。そんなときに、WSDと出会ったんですね。ホームページを見て一番惹かれたコピーが「まなびほぐし」。その言葉に「あ、そうか。学んだものはほぐさないと、そこから柔軟な発想は生まれないんだな」と思ったんです。それで、「よし、行こう」と即決しました。

CDAが大切にする「経験代謝」そのものが、WSD

振り返ってみて、私の直感は正しかったと感じています。WSD3か月間は、理論や技法で凝り固まった私の、まさに「まなびほぐし」の期間となりました。WSDでは、専門性と幅を持ったT型人材を育てるということも言っていますが、T型人材への成長を実感できた3か月でもありました。

講座内で、国家公務員、教員、アーティスト、一般企業、農業など多様なメンバーが集まって、ひとつのワークショップをつくっていったのですが、個人事業主である私にとっては、これまでにない経験のオンパレードだったんですね。「そんな視点があるんだ」とか、「私の当たり前は、みんなの当たり前ではない?」とか、「え? そこにこだわるの!?」ということが本当にたくさんあって(笑)。でも、一見受け入れられないような意見も、時間をかけて、その人の背景を含めて聞いていくと、納得できた。そういった経験を経て、自身がオープンになり、柔軟になれたんです。T型人材として、自身の専門性の深みとともに、人としての幅を広げられたという実感がありました。

さらに言えば、CDAが大切にしている「経験代謝」を起こすためにも、WSDはとても有効でした。WSDも経験から学ぶことを非常に重視していて、多くの場面で振り返りの時間をふんだんにとっています。自分にとってこの経験がどういう意味があったのかをじっくり振り返り、人に話すことを大切にしている面で、CDAWSDの親和性の高さも強く感じましたね。

CDA×WSD 「身につけたキャリア理論やカウンセリング技法を、どう社会にアウトプットしていくか」

CDA×WSD 「身につけたキャリア理論やカウンセリング技法を、どう社会にアウトプットしていくか」

CDA×WSD 「身につけたキャリア理論やカウンセリング技法を、どう社会にアウトプットしていくか」

WSDでの学びを、セルフ・キャリアドックにも

「まなびほぐし」の3か月は本当に楽しくて、WSDに溶け込んでいくような不思議な感覚もありました。修了後には、「この感覚を多くの方に味わってほしい、発信したい」と思うようになったんです。そこでCDAWSDの両方のホルダーである3人が集まって『CDA×WSD』というワークショップを企画しました。キャリアを考えたり、これまでにない仕事を考えたりといった、CDAWSDを掛け合わせて相乗効果を生もうという趣旨で。主にCDAの方を対象に、20162月と6月に開催したのですが、おかげさまで2月は40名、6月には50名の方にご来場いただくことができました。

仕事の面においても、WSDの経験は生きています。具体的には、セルフ・キャリアドック(※)の一環として、それぞれの企業の課題に合わせたワークショップをご提案しています。コミュニケーションのズレが課題の場合には、コミュニケーションワークショップを。残業など働き方に課題がある場合は、生産性向上について社員自らが考えるワークショップを、といった具合です。従業員のカウンセリング結果を経営層へフィードバックするだけにとどまらず、その後のアプローチを併せてご提案することで、経営層の納得感も高く、非常に前向きにワークショップをご検討いただけるケースが多いです。

これからのキャリアコンサルタントに、求められるもの

キャリアコンサルタントは、2016年に国家資格になったばかり。これから仕事として社会に広く認めてもらうためには、こうした提案力や実行力が必要になるのではないかと考えています。身につけたキャリア理論やカウンセリング技法を、どう社会に対してアウトプットしていくか。WSDの多様なメンバーとの関わりの中で、そのヒントが得られることはもちろん、コンサルタントとしてもより磨かれていくんじゃないかと思います。

研修講師の仕事をするケースも多いですが、「ワンウェイではなく、ワークショップ形式でお願いします」と依頼されることも増えてきています。大学での就職支援でも、今はアクティブラーニングの時代なので、一方的な講義では学生の心は動きません。世の中に求められているCDA、キャリアコンサルタントの仕事は、今後ますますワークショップ寄りになっていくのではないかと、個人的には考えています。もちろんアカデミックな部分は大いに残しつつ、ですが。ワークショップのデザインやファシリテーションができるということは、キャリアコンサルタントとしての大きな強みになるのではないでしょうか。

(※)セルフ・キャリアドック
企業の人材育成ビジョンに基づいて、従業員の主体的なキャリア形成を促進・支援することを目的に、キャリアコンサルティング等を実施する取り組みのこと。厚生労働省が推進している。

CDA×WSD 「身につけたキャリア理論やカウンセリング技法を、どう社会にアウトプットしていくか」